8月の予定
7月も後半になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
当院では猛烈な暑さで連日の様に体調不良の子が病院に来院されます。
症状としては下痢や食欲不振、なんとなく元気がないといったものが大半ですが一部はすでに重症化により肺炎を呈している子も居ます。(下記参照)
ぐったりしているなどがあればまずは熱中症などの重症化する病気を疑っていくことが命を守っていく上で大切となります。
最近は新型コロナ感染の増大がよく報道されていますが、ヒトでも暑さの中のマスクで湿度が上昇することによる熱中症が多く確認されています。また熱中症の6割は室内で起こっているとも言われています。これは動物たちも同じで日中お家の中で過ごしているためクーラーなどで適切に温度調節しないとすぐ熱中症症状を呈してしまいます。
【詳しくは<<警報>>熱中症<<警報>>】
この時期は窓を空けているだけでは温度が高いため熱風が入ってくるだけでなく湿度も高いので部屋の温度が下がりません。以前のように「夏は網戸で!」という訳にはいかないため注意してあげてください。
次のような症状があれば早めに近隣の病院への受診をオススメします!
- はぁはぁとずっと言っている(過度のパンティング)
- 口を触ると熱い(粘膜のうっ血および充血)
- ずっと水を飲んでいる(過度の脱水)
- 嘔吐・下痢がある(内臓の障害)
- 震えている、涎が多い(振戦、意識消失)
- ぐったりしている(運動失調)
最近は散歩の途中で木陰で休んでいたらダニに噛まれた!という診察が多く報告されています。散歩をする際は暑さ対策と同時にフィラリア・ノミ・マダニ対策もしっかり実施していきましょう!
【詳しくは【当院オススメ】のフィラリア・ノミ・マダニ予防薬【クレでリオプラス】)】
【8月の予定】
11日(木・祝):休診
13日(土):午後より休診(お盆休み)
14日(日):休診(お盆休み)
(水:休診、土:18時まで、日:午前のみ)
緊急手術などで急遽午後診察の時間変更がある場合があります。ペットpass(アプリについてはこちら)より随時連絡させていただきます。またインスタグラムやホームページなどでもご確認の程よろしくお願いいたします。
重度熱中症のレントゲン写真
自宅でお留守番中に調子が悪くなった子です。
クーラーが切れてお部屋が暑かったとのことです。若い猫ちゃんで前日まで元気・食欲もあったそうですが一気に肺炎まで進行した症例となります。(現在は元気に回復してくれています。)
【おまけ】熱中症チェックシート【ヒト用】
おまけでウェザーニューズにあったヒト用の熱中症チェックシートを転載します。
よく見てみると動物の項目とほぼ一緒なことが分かります。ただし動物たちは重度になるまで症状が分かりにくいこともあるため少し様子がおかしいなと思った際には早めの受診をオススメします。
【おまけ】ダニってこんなの【衝撃】
実際のダニになります。噛まれた部分が赤く腫れており予防が大切です。