猫 かゆい

猫のアレルギーについて

        

猫のアレルギーって?!

環境中のハウスダストや食べ物、ノミなどの寄生虫により引き起こされる皮膚の病気の事を言います。一般的に痒みがあり、引っ掻いたり過剰に舐めるなどの行為によって脱毛や皮膚の炎症を引き起こします。

診察をしていて多いのが”耳の周りに赤みがあって剥げている”、”お腹を舐めすぎて毛がない、ぐちゅぐちゅしている”、など症状がアレルギーと気づかれていないケースです。

これらは猫アトピー性皮膚炎や食物アレルギーであることがあります。

 

 

 

 

痒みがあればアレルギー?

掻いていたりや過剰なグルーミングによる脱毛があっても実はノミの感染であったり膀胱炎や便秘(巨大結腸症など)がある場合があります。

また原因が食事かノミか環境中のものかなど【痒みがある=アトピー性皮膚炎】とは限らないケースが多々あります。

 

 

 

 

診断方法は?

生活環境 猫
  1. 今いる環境について、食事の内容や皮膚の状態について聴きます(問診、触診、視診
  2. ノミやダニがいないかを確認します(外部寄生虫の除外
  3. カビや感染症の除外をします(真菌、細菌感染の除外
  4. 今まで食べたことのない食事を試します(除去食試験
  5. 血液でアレルギー(IgE)反応がないかを確認します(血清中抗原特異的IgE検査
  6. アレルゲンを注射して反応がないかを確認します(皮内反応試験)

実際には⑤、⑥は行わないことがあります。

診察では痒みのある部分だけでなく体全体を診察させていただき、病気が隠れていないかを調べていきます。痒みがなく脱毛だけで来院され実は胸腺腫という腫瘍があったことや寄生虫でお腹を舐めていたなどのケースもあるため慎重に診ていくことが大切です。

 

 

 

治療方法について

アトピカ、アポキル、ステロイド

お薬を使った治療法として

  1. ステロイド製剤(プレドニゾロン)
  2. シクロスポリン(アトピカ®)
  3. オクラシチニブ(アポキル®)

等があります。

ステロイドは長期使用により副作用として糖尿病などが報告されており症状に合わせて徐々に減らしていくことが多いのですが、減量したり止めるとすぐに再発してしまうケースがよくあります。オクラシチニブは副作用としてはあまりないものの猫のアトピー性皮膚炎では犬と比べ多い量が必要であり 、そのため服用が難しいというケースがあります。

そのため当院ではよくシクロスポリンを使用する機会が多いのが現状です。お薬はシロップタイプで直接お口に入れれない子には食事に混ぜるなどで対応してもらっています。もちろん万能薬ではなく効果のない子や腫瘍や猫エイズなどがある場合は注意して使用しなければなりません。また症状の改善まで2〜4週間かかることもあるのでお薬の組み合わせが大切となります。

 

 

 

 

予防方法は?

猫アトピー性皮膚炎に関しては完治するのが難しいと言われているため原因考えられる物質を取り除くことが大切となります。例えばベッドの下に隠れて痒みが出る子なら埃の中のダニなどに反応していることがあるため入れないように工夫してみるなど各々のケースに対してしっかりとした対策をする必要があります。

余談ですが、最近食物アレルギーとして青魚系の食事が原因となっているケースが多く、特にちゅ○るを止めると痒みの症状が治ったという事があります。

予防する上で大事なのが正しい診断をすることです。

猫ちゃんが痒がっている、顔やお腹、足のかかとにハゲや赤みがある場合はお気軽にご相談ください。

ひらた動物病院

院長:中谷

 

 

 

 

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