FGF-23セミナー 腎臓病

犬・猫の腎臓病検査について

FGF-23の検査方法

 

 

 

 

 

 

FUJIFILMセミナー

先日FUJIFILMのwebセミナーがあり受講させていただきました。

セミナー内容としては慢性腎臓病の概要、及び新しい検査方法についての紹介でした。慢性腎臓病は簡単に言うと腎臓の構造と機能の異常が長期間続く病気です。腎機能不全が続けば腎不全となります。

ここで大切なのが慢性腎臓病は様々な腎臓の病気をまとめた名前であるということです。犬では原因として免疫複合体糸球体腎炎、腎アミロイドーシス、尿細管間質障害などがあり、それぞれ治療方法や経過などが異なります。また症状も高血圧、脱水、リン・カルシウム代謝の異常、尿毒症などがあります。また膵炎や消化器疾患を併発することがあり全身に大きな影響を及ぼします。

今回リン・カルシウムの異常を早期に発見することができるマーカーの検査が開始されました。今までは腎機能の2/3程度低下してから判っていたものが早くに分かることで早期治療ができる可能性が出てきました。また腎臓病の進行具合が予測できる可能性もセミナーにて解説されていました。

もちろん万能な検査やマーカーは存在しませんが、情報は多い方が経過の予測がしやすいに違いありません。今後としては健診などで腎臓の数値が高い子やエコー検査で腎臓が小さい子に早期治療を実施するきっかけとなればと思います。

検査についてのご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ひらた動物病院 院長:中谷

 

 

 

 

 

 

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